去る8/18に年4回シリーズの第3回目となる”政務調査費活用ワークショップ”を行いました。ご参加くださいました先生方ありがとうございました。
今回のテーマは「決算審査へむけた行政評価の読み方・質問の仕方」でした。前回に引き続きオンライン開催となりましたが、細川先生のzoom使いこなしも更に進化していて、すっかりオンライン開催が当たり前になってきた感じがしています。
オンライン開催になったことの一番のメリットは開催場所を選ばないことです。これまで関東近郊の先生を対象に告知をしておりましたが、今回は試験的に他の地域にも告知をしたところ、中国地方からのご参加を頂くことができました。
まず、弊社代表の山田より参加者の皆様へお礼の挨拶と弊社の概要と、本ワークショップ開催経緯の説明、政策立案を議員ブランディングに繋げていく意義についてお話をさせて頂きました。
ワークショップはこのシリーズの講師の細川甚孝先生です。
前半は、行政評価の読み方や追及ポイントの解説です。行政評価とは行政活動を客観的に評価して、その評価結果を反映させる仕組みというのが一般的な捉え方であるという解説から始まりました。それなのに、議会審議に十分活用できていない実態があるという解説に、参加者の先も納得のご様子。
昨年の事業を追認していくだけの行政評価と、KPI目標達成のシナリオと名打って、目標達成までのストーリーが見えてくる行政評価の比較は、非常に分かり易く、感嘆の声が上がりました。
それでは、どうしたら政策がうまくいくのか? 質問へ結びつけるにはどのような視点が必要なのか? そして、達成すべき目標とそのために行う事業の間に、大きなギャップが無いか? いくつかの自治体の行政評価を実際に読み解きながらの解説をして頂きました。
今回は、参加頂いた各先生の自治体の行政評価データをご用意頂き、細川先生がその場で、問題点を指摘しながら、深堀するスタイルで進めていきました。客観性が重要な行政評価ですが、複数自治体の評価データを見ると千差万別。それぞれの自治体の姿勢までが透けてみえるようでした。
各先生方が現場で見聞きしてきたものが行政評価という数値評価とリンクしていく様子がスタッフの目からも見て取れました。
参加者より「進めて行きたい事業については、どのように向き合えばよいのか?」という質問に対しては、事業費を安くしてムダを省くだけではなく、有効性を考慮してむしろ予算を上げていく発想を、想いではなく理論的に説明できる方法を回答頂き、前向きな捉え方にも言及されていました。
最後に、弊社代表の山田より参加のお礼と12月議会に向けて11月に次回ワークショップ開催の報告をさせて頂きました。
ご参加者からお寄せ頂いた感想
・新しい切り口を頂きました、すぐ使ってみたいと思います。
・自分の自治体は情報開示が乏しいことがわかり、追及していきたいと思います。
・数字の活用方法を具体的な方法で学べた
などの感想が寄せられました。
スタッフの感想
このような稚拙な企画にまでご参加くださる、熱心な先生方にお集まり頂いただけに、先生方がお話になるご自身の自治体への捉え方には、凄い熱量を感じました。
前回もそうでしたが、発言されない先生もおられましたので、視聴のみの参加方法はやはりあったほうが良いかもしれないと、改めて感じました。
本ワークショップは、年4回シリーズ(2月・5月・8月・11月)を予定しており、次回は12月定例会に向けて開催予定です。日程が決まりましたら、本サイトにてお伝えいたします。