「有権者の声を聞きます」と議員の方、議員になりたい方はおっしゃることが多いです。
「声を聞く」とは、何でしょうか。困っていることを聞いて、一緒に考えてあげることでしょうか。
このことが続くと、どんなことがおこるでしょうか。それは『ただ聞くだけになってしまう』ということです。大事なことは、
・議員ができることで、有権者の悩みを解決すること
・有権者が気づいていないことを発見し、問いかけて、解決へむけた行政の活動を促進すること
です。そこで、大切になるのは、有権者が声を言った「本当の理由」を把握することです。
その声の理由は、『自治体の事務事業』に関係しているのかもしれませんし、もしかしたら『憲法上の課題』かもしれません。
もっといえば、制度上の何が、あるいは社会的な何が、その「声」を生み出しているかを把握することが必要です。
そのためには、『ヒアリングテクニックの練習』が不可欠です。
「例えば・・・」などの問いかけを使いながら、何が「本当の有権者の声」なのか、有権者の声を「つくりだしたもの」は何か。ということを、突き詰めてみてはいかがでしょうか。