ポスターに使う写真を用意する場合に、注意すべきポイントは4つです!
低予算でポスターを作りたいという候補者から「スマホで撮影した写真ではダメですか?」と聞かれることがあります。スマホのカメラの画質は年々向上していて、明るさやボケまで表現してくれる自動補正機能が付いている機種もあり、慣れない方が扱う一眼レフカメラよりもうまく撮れるケースが少なくありません。ポスターサイズにもよりますが、基本ポイントを抑えておけばポスターにも使える写真を撮ることも可能です。
一方、プロカメラマンは基本を抑えているだけでなく、ライティングで陰影や肌の質感までコントールできるほか、焦点を鼻ではなく瞳に合わせるというところまで気にして撮影をしてくれます。
予算が許すならば選挙向け写真の撮影経験のあるプロカメラマンにお願いするのが無難です。
1.画質
解像度:データ量の大きさが高いほど大きく使うことができます。
明るさ:ライティング無し、室内で撮影した写真は明るさが不足して荒い画像になります。
webミーティング向けに安価で性能が良い照明が販売されていますので、使ってみるのも手です。
また晴れの日の野外で撮影した写真は陰影がつきすぎることがあります。逆光を上手く使うなど、曇りの日を選んで撮影などの工夫が必要です。
2.ポーズと構図
顔のアップを数枚だけ撮影した場合、ポスターのデザインによっては使いたい部分が写っていないという問題が発生します。
顔だけ、両肩が入ったバストアップ、全身というように撮り分けておくと良いでしょう。また、キャッチコピーや表現したいイメージを連想させるポーズを事前に考えておくことで撮り直しリスクを減らすとともに、スムーズに撮影を進めることができます。
3.表情
撮影に慣れていない候補者は、カメラを向けられると緊張で顔がこわばってしまいがちです。
コミュニケーション上手なプロカメラマンですと、リラックスした雰囲気を作ってくれますが、さらに自然な表情になるよう、意識をレンズからずらす工夫も必要です。
例えば、話し相手を用意して対話してもらうのは一つの方法です。話す内容によって様々な表情を引き出せる可能性があります。
その際、レンズに意識が行き過ぎないように、カメラ目線をもらうよう促すことも周りのスタッフの役割になります。
4.背景
白い服に白い背景ですと、服と背景の境が見えなくなります。また、暗い背景だと、背景と髪の毛の境がわからなくなります。
こうなると、人物だけを切り抜くことが出来ず、背景色を変えることが難しくなります。