目次
1:デザイナーの役割
2:デザインの周辺スキル
3:自分にあったデザイナーを見つけるため
4:選挙に特化したデザイン
選挙広報物をデザイナーに依頼しようとお考えの方
・デザイナーは何をやってくれるのか
・もっているスキルは人それぞれ
ということを知ることで、自分にあったデザイナーの見つけ方が見えてきます。
1 デザイナーの役割
デザイナーの役割について、「見た目が綺麗・カッコいいものを作る人」という一面しか認識されていない方が多いようです。実は、デザインというのは幅広い役割を含んでいる言葉です。見た目つまり「意匠」というのもデザインの一部ですが、
「目的を実現するための計画や設計」
「形と中身の関係」
を追求すること全てがデザインの領域になります。
ですから、選挙広報における「デザイナー」の役割として、
・現状を深く理解して課題を見つける
・課題の解決策を提案する
・解決策を見た目に変換する
といった部分をサポートしてくれるのかどうか、ということも知っておく必要があります。
2 デザインの周辺スキル
「見た目」だけでデザイナーの任が務まらない理由は、ポスターひとつとってみても、理解することができます。
・キャッチコピーなどの「言葉」が必要
・野外用として耐久性が必要な場合の「用紙やインク」の選定
・「公選法」を遵守した仕様設計
・選挙「スケジュール」に沿った納期管理
これらは、全てのデザイナーがやってくれることではありません。
「自分自身で考える」
「選挙管理委員会に問合せする」
「経験者に聞く」
という方法もありますし、
言葉作りなら「コピーライター」、「政策立案コンサル」
素材や納期管理は「フォトグラファー」、「クリエイティブディレクター」
公選法解釈なら「選挙プランナー」
といったようにそれぞれの役割に特化したプロもいます。
3 自分にあったデザイナーを見つけるためのヒント
デザイン業界は分業制が進んでおり、それぞれのデザイナーによって得意分野と不得意があります。
1、2でお伝えした内容について、
「自分でやれること」
「頼みたいこと」
を明確にして、伝えることで求めているデザイナーなのかどうかを評価することが出来ます。
4 選挙に特化したデザイン
例えば、ポスターを例にすると、お祭りの告知や、犯罪防止の呼びかけ、事故防止など
様々な目的に応じたデザインがあります。それらをひと目見れば、文字を読まなくても、伝えたいことは大まかに分かるはずです。
それは、「らしさ」を備えているからです。
人々の注目を得ながら政治家「らしさ」、自分「らしさ」を
伝えるためには、写真の構図、色使い、フォントの選択などを検討して「古臭い」「ありふれた」印象を与えない工夫も必要です。