ポスターを貼り出したのに、1週間で色が薄くなってしまった!いつのまにか剥がれて無くなってしまった!
ポスター掲示に必要な仕様を知っておけばこのような失敗で費用と時間を無駄にすることはありません。
1 雨風への耐久性
屋外用ポスターでは、雨風と紫外線に対する耐久性が必要です。抑えておくべきポイントは、紙とインクの耐久性です。紙は雨に強いフィルムで作られた合成紙を使うのが一般的です。
中でもユポコーポレーションが提供するユポシリーズは、選挙ポスターのスタンダート商品で、光沢やマットの表面加工や裏面シール等多彩なラインナップが用意されています。
2 紫外線による色落ちへの対策
紙だけでなくインクも雨と紫外線によって劣化します。普通インクでは数週間でシアン(青緑)・マゼンダ(赤紫)・イエロー(黄)・ブラック(黒)の4色のうち特に色落ちしやすいマゼンダ・イエローについては耐久性が高いインクが用意されています。
耐久性にはいくつかのグレードがあります。政治活動ポスターでは、日なたで3ヶ月程度は色が落ちない超耐候性インクを選ぶのが一般的です。
3.どうやって貼る?
屋外用ポスターを貼る方法は主に3通り。
剥がれないようにしっかり貼りたいのか、原状復帰しやすいように跡がつきにくいものを選ぶのか判断が求められます。
a.裏面全面シール
用紙の値段は約倍増しますが、貼り付ける手間隙が少ない貼り方です。シールを剥がした時に出る剥離紙は丸まって嵩張りますので、畳んで重ねると邪魔になりません。
b.両面テープ
素材によって強度が異なります。剥がれないことと剥がす時の問題をどう判断するかがポイントです。
紙製:安価ですが強度に劣ります。凹凸面には貼ることはできません。
ポリエチレン製:糊が残りにくいためきれいに剥がさなければならない場所におすすめです。
布製:強力に貼り付けたい場合におすすめです。多少の凹凸があっても問題ありません。
c.ポスターテープ
ワッポンなどの商品名で販売されている、ポスター貼り付け用のシールです。弊社でも取り扱っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
4 発注数の適正量は?
少し足りないために再印刷すると単価が跳ね上がります。何枚貼る場所を確保できるかが判断材料になりますが、それに加えて場所確保の努力目標と色あせ、剥がれがあった場合の予備も考え、掲示場所が確保できる数の倍くらいが目安になります。
5 デザインで注意すべき点
耐久性の部分で少し書きましたが、色落ちの観点からすると青系は耐久性に優れ、赤系は色落ちが早くなります。イメージカラーを変えるのは本末転倒になってしまいますが、耐久性と予算は関連があることは抑えておいた方がよいでしょう。
都会と地方では、ポスターが目に入る環境が異なります。都市部や住宅街では、通行人の目に留まるよう、洗練されたデザインが選ばれる傾向にあります。一方、車社会の地域では、信号待ちの時に遠くから視認性が高いしっかりとした文字や顔写真で構成されたオーソドックスなデザインが選ばれる傾向にあります。
単純に都会と地方という分け方だけでなく、地域性や相手候補の見せ方を把握して、どういう対抗軸で戦っていくのかを決めましょう。
戦略的な、ポスター制作は私たち大槻デザイニングにご相談下さい。
私たち大槻デザイニングは、政治・選挙に特化したポスター制作、地域性や相手候補の調査を踏まえたブランディングサポートの専門カンパニーです。貼った分、効果が実感できるポスターの制作でお悩みでしたら、是非大槻デザイニングまでご相談下さい。